他人を許せない気持ちはどこから?自分を愛するための“ゆるし”のステップ
- 佐藤 ひろみ

- 2025年10月3日
- 読了時間: 4分

誰かを「どうしても許せない」と思ったことはありませんか。
その感情の奥には、実は“自分自身を許せていない部分”が隠れているのかもしれません。
今回は、キリスト教の「アガペー=無条件の愛」からヒントを得て、
自分をゆるし、自分を愛することが
他人を愛する土台になる、そんなお話をお届けします。
他人を許せない気持ちの正体

人の欠点や行動にざわついたり、批判したくなることがあります。
そのとき私たちは「相手が悪い」と思いがちですが、実はその感情は“自分自身の許せない部分”を投影している場合が多いのです。
相手を裁くことで、自分を守り正当化している。
そんな心の仕組みに気づくと、自分への視点が変わり、見え方が変わり始めます。
体験談:エニアグラムからの気づき

私自身も「他人を許せない」と心がざわつく場面がありました。
たとえば、エニアグラムを学ぶ中でのこと。
自分がタイプ5(知識に重きを置く傾向)なので、「もっと学んでから正しいことを発表しなければならない」と強く感じます。
その裏には(糾弾されたら怖い)という恐れがあります。
その一方で、まだ知識が浅いように見える人が堂々と発表しているのを目にすると、胸の奥がざわざわして落ち着かなくなるのです。
最初は「なぜあの人は準備不足なのに人前で話せるの?」と相手を批判していました。
でも、実はその感情の裏には「未熟な自分は絶対に人前に立てない」という、自分自身への厳しいルールが隠れていたのです。
つまり、相手を批判しているようで、本当は“未熟な自分をゆるせていない”から苦しかったのだと気づきました。
そのことに気づいた瞬間、少し肩の力が抜けました。「100%完璧じゃなくてもいい」「伝えたい気持ちがあれば表現していい」。
そう自分に声をかけると、心がふっと軽くなり、今まで許せなかった他人の姿も自然と受け入れられるようになったのです。
この体験を通じて、私は“自分をゆるすことが、他人を愛するための出発点”であることを実感しました。
あなたは、どんなことを目にすると心がざわついたりしますか?
そのざわつくポイントにこそ、自分をゆるし愛せるようになるヒントが隠されているかもしれません。
「自分をゆるし、愛せるようになる」実践の3つのヒント

ざわついたときはノートに書く
「相手のどんなところに反応しているのか」「自分の中のどんな部分に似ているのか」を書き出すだけで、客観的に見やすくなります。
小さな“赦しの言葉”をかける
「できなくてもいいよ」「完璧じゃなくても大丈夫」と、自分に短いフレーズを贈る習慣を持つと、心がゆるみます。
許しのワークと祈りを行う
静かな時間に、自分の至らない点を一つ思い浮かべて「私はそれをゆるします」と心の中で唱える。
次のような祈りを声に出してみてください。(ニーバーの祈りをアレンジしました)
『愛の源よ、
未熟な自分も受け止められるようにしてください。
私が変えられないものへの執着を手放し、
変えられものに一歩ずつ向かう勇気をください。
そして、どちらも私を成長させることだと気づける心をください。
私は今日も愛されています。』
この祈りは「自分をゆるす感覚」を深め、静かな安心感を与えてくれるサポートになります。
よくある勘違いと回避策
「ゆるすこと=甘やかすこと」ではありません。
ゆるしは、自分や相手の行為を正当化することではなく、心の中の“裁き”を手放すことです。
ゆるすことで、むしろ建設的に向き合う余白が生まれます。
もし抵抗を感じるときは、一度にすべてを赦そうとせず、小さな一歩から始めてみましょう。
※このテーマに関心がある方には、ジェラルド・G・ジャンポルスキー著『ゆるすということ』という本もおすすめです。
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まとめ
他人を許せない気持ちは、自分を許せない心の投影であることが多い。
自分の中の恐れを認め、認めることが「自分を愛する」ことにつながる。
小さな実践(ジャーナリング・言葉・祈り)で、心の自由が少しずつ広がる。
今日、静かな時間を5分つくって「自分の弱点を一つゆるすワーク」と祈りを試してみてください。
そして、心が少し軽くなったら、『ゆるすということ』の本を開き、さらに深めてみるのもおすすめです。
今日もあなたの心が少しでも軽くなりますように。





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