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【エニアグラム】悪用厳禁!タイプ別"怒りのツボ"

  • 執筆者の写真: 佐藤 ひろみ
    佐藤 ひろみ
  • 3 日前
  • 読了時間: 6分
「は?別に起こってないけど」って顔してるけど…

そんなつもりはなかったのに…「この一言で、あの人の機嫌が急に悪くなった」って経験、ありませんか?


怒りのスイッチは、人によって全然違うんです


何気なく言った一言で、相手が急に怒ってしまった。


逆に、自分は全然気にしないことなのに、相手はすごく怒っている。


励まそうと思ったつもりが、そう受け取ってもらえなかった…なんで?


こんな風に「なにが怒らせてしまったの?」って思うこと、ありますよね。


人は誰でも怒りを感じますが、その"怒りのスイッチ"はタイプによってまったく違います。


それは、エニアグラムを知ると、その人の価値観を知ることと同じだから。


誰だって、自分が大切にしている価値観を踏みにじられたら怒りも湧きますよね。



エニアグラムでは、怒りは性格の欠点じゃなくて、その人の「大事にしている価値」を掴むヒントと考えます。


この記事では、タイプ別の"逆鱗ワード"、怒る理由、怒らせた時の反応、そして怒りが人間関係にどんな影響を与えるのかを解説します。


エニアグラムを知ることで、自分や相手の本当に大切にしたい本質は何なのかを理解し、

「感情の癖に気づき、摩擦の少ない人間関係を築けるようになります。



大切な感情を守りたい

怒りとは、「守りたいもの」に触れたときに出るサイン


怒りって、"悪い感情"と思われやすいですよね。


でも、エニアグラムでは、その人が大切にしている価値が脅かされたときに出る、自然な反応と捉えます。


だから、タイプごとに怒りポイントが違って当然なんです。


あなたが怒った瞬間も、誰かを怒らせてしまった瞬間も。


「怒らせてくるなんて、あいつの性格が悪いからだ!」ってだけじゃなくて、お互いの"価値の衝突"だったかもしれません。


「この人、なんでこんなことで怒るの?」って思ったとき、それは、「その人の大切にしている本質」を知るヒントです。


同じように、自分が怒ってしまったポイントを知ることで、自分が何を大切にしたいのかが腑に落ちるようになります。



これを言ったらダメ

タイプ別:悪用厳禁!怒らせる一言


※このリストは、相手を怒らせるためじゃなく、「相手が大切にしているもの」を理解するためのヒントとして使ってくださいね。



タイプ1:正しさ・誠実さを大切にする人


逆鱗ワード

「それ、別に適当でいいじゃん」「その考え、間違ってる」


なぜ怒る?

努力と誠実さを軽んじられたと感じる。「ちゃんとやること」に意味を見出しているのに、それを否定された気持ちになる。


怒らせるとどうなる?

我慢しつつも、表情に出る。溜まると批判的になって、きつい言葉が出ることも。



タイプ2:思いやり・役立ちたい心が強い人


逆鱗ワード

「別に頼んでないんだけど?」「勝手なことしないで」


なぜ怒る?

好意を拒否された、価値を否定された感覚になる。「私の存在、必要ないの?」って感じてしまう。


怒らせるとどうなる?

笑顔でかわすけど、内側の距離が大きく開く。「もういい」ってなって、急に冷たくなる。



タイプ3:成果・有能さを重視する人


逆鱗ワード

「大したことしてないよね?」「それしかできないの?」


なぜ怒る?

努力の否定=存在の否定と感じる。「できる自分」でいることが自信の源なのに、それを否定された。


怒らせるとどうなる?

冷静を装う。または、必要以上に成果で証明しようとする。「見返してやる」って気持ちになる。



タイプ4:個性・感情の本物さを求める人


逆鱗ワード

「気にしすぎじゃない?」「普通にやってよ」


なぜ怒る?

感情を軽視されたと感じる。「どこからどこまでが普通?」「私の感覚をわかってもらえない」という孤独感が一気に強まる。


怒らせるとどうなる?

静かに心を閉ざす。距離が一気に広がって、もう何も話してくれなくなる。



タイプ5:知識・境界線を大切にする人


逆鱗ワード

「そんなの知らなくてもよくない?」「それ、無駄な知識だよね」


なぜ怒る?

知的尊厳を傷つけられた感覚になる。「知ること」が安心の源なのに、それを否定された。


怒らせるとどうなる?

静かにシャッターを閉める。フェードアウト型。もう関わらないって決めて、距離を取る。



タイプ6:安心・信頼を大事にする人


逆鱗ワード

「疑いすぎだよ」「大したことないのに大げさに騒ぎすぎ」


なぜ怒る?

不安を笑われて、信頼関係が揺らぐ。「この人は私を理解してくれない」って感じてしまう。


怒らせるとどうなる?

攻撃的になる、または強く距離を取る。不安が怒りに変わると、かなり激しい反応になることも。



タイプ7:自由・楽しさを求める人


逆鱗ワード

「真面目にやってよ」「真剣にやってる?」


なぜ怒る?

自由を奪われた感覚。「楽しくやること」も立派なやり方なのに、否定された気持ちになる。


怒らせるとどうなる?

軽く流すように見えて、陰で去る。本気で怒ると、皮肉的になる。



タイプ8:強さ・自主性を大切にする人


逆鱗ワード

「指示に従って」「言われたことだけすればいいから」


なぜ怒る?

支配されることへの強い拒否反応。「自分で決めたい」という気持ちが強いのに、それを奪われた。


怒らせるとどうなる?

強い言い返し。圧が増す。関係を即断する。「もういい」って一気に切る。



タイプ9:平和・調和を守りたい人


逆鱗ワード

「ちゃんと考えてる?」「はっきりしてよ」


なぜ怒る?

存在否定と受け取りやすい。「私の存在、意味ないの?」って感じてしまう。


怒らせるとどうなる?

表面は穏やかでも、心の扉が静かに閉じる。もう本音を話してくれなくなる。



調子が良ければ、ちゃんと言語化できる

怒り方は、タイプだけじゃなく"心の余裕=健全度"でも変わる


怒りの表現は、タイプの特徴×その時の心の状態で大きく変わります。


・余裕があるとき

タイプごとの理想の状態に近いので、自分の気持ちを言語化しやすく、適切に「ちょっと嫌だったんだけど」って伝えられる。良好な関係を保てる。


・余裕がないとき

タイプごとのクセのある部分が出やすいので、無言・反発・距離を取るなど、極端な反応になる。「もういい」「放っておいて」ってなりやすい。




エニアグラム図

怒りは、自分の状態に気づくサイン


エニアグラムを知って、怒りを「悪いもの」じゃなく、"自分の今の状態に気づくためのサイン"として扱ってみませんか?


あなたが最近怒った出来事も、「私は何を守ろうとしたんだろう?」って振り返ると、驚くほど深い理解につながります。



まとめ


  • 怒りは、「大切にしている価値」が傷ついたときの自然な反応


  • タイプ別の逆鱗ワードを知ると、摩擦を避けやすくなる


  • 怒りは責める材料じゃなく、自己理解のヒント



次の一歩


エニアグラムを知ると、怒りは、「心の動きの地図」として役立つことがわかります。


「なんでこの人、こんなに怒ってるの?」

「私は、なんでこんなにムカムカしてるんだろう?」と思ったとき、


それは、「大切にしているポイント」を理解するチャンスです。

ぜひ、エニアグラムを参考にして、心の重たさを取り除いてくださいね。



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