【エニアグラム】大掃除が進まない原因は“動機”にある?タイプ別やる気の声かけヒント
- 佐藤 ひろみ

- 4 日前
- 読了時間: 6分

「すっきりして新年を迎えたいのに、なんで家族は動いてくれないの…?」って、思い通りに協力してくれない家族にイライラしていませんか?
年末の"ピリピリした空気"、大掃除しなくちゃ案件
年末が近づくと、なんとなく「大掃除しなきゃ…」という空気が流れ始めます。
でも、進み具合ややる気の波は、人によってまったく違いますよね。
自分はサクサク進めたいのに、家族は全然動かない。
逆に、自分だけ全然やる気が出ない。
「なんで動かないの?」ってイライラしたり、
「私だけ頑張ってる気がする…」ってぐったりしたり。
実は、この違い、エニアグラムの"行動の動機"が深く関わっています。
この記事では、タイプ別の大掃除が進まない理由・やる気スイッチ・家族への声掛けのヒントをやさしく解説します。
今日のゴールは、イライラせずに「お互いを理解しながら進める大掃除のヒント」です。

大掃除が進まないのは、"動機の違い"があるから
大掃除が苦手。
先延ばしにしちゃう。
逆に燃えすぎる。
その違いは、性格の良し悪しじゃありません。
エニアグラムが扱うのは、行動の奥にある「恐れ」や「大事にしている価値観」。
人は、動きたくなる"スイッチ"と、"引っかかりポイント"がそれぞれ違うんです。
「なんでやらないの?」「なんでやれないの?」の前に…
家族の誰かが動かないとき、「なんでやらないの?」って責めてしまうのは簡単です。
そんなときは"動機の種類"を観察してみましょう、声のかけ方が変わります。
大掃除は、エニアグラムを日常に活かす絶好の学びの場かも!
相手を責めるより、「ああ、この人はこういう動機で動くんだ」って理解するほうが、ずっと楽になりますよ。
タイプ別:大掃除が進まない理由と、やる気スイッチのヒント

タイプ1:理想が高すぎて動けない
つまずき理由
「完璧にやらなきゃ」と思うほど、動きが止まる。散らかった状態を見ると、イライラしやすい。
声かけのコツ
「今日はここだけ終われば十分だよ」と基準を下げてあげる。完璧じゃなくていいって伝える。
タイプ2:自分より家族を優先して後回しに
つまずき理由
人の世話や予定を優先して、自分のペースが後回しになる。
声かけのコツ
「あなたが動いてくれると助かるよ」と、感謝を先に伝える。頼られると動きやすくなる。
タイプ3:成果が見えないとやる気が出ない
つまずき理由
「あまり効果が見えない作業」に、テンションが下がる。
声かけのコツ
「ここを片付けるとスッキリするよ!」と、結果を示してあげる。ビフォーアフターの変化を見るのが好き。
タイプ4:気分が乗らないと始められない
つまずき理由
「気持ちが整っていないと動けない」。感情の波に左右される。
声かけのコツ
「好きな音楽をかけてやろう」と、雰囲気づくりを提案してみる。気分が整えば動ける。
タイプ5:情報整理したくて、動き出しが遅い
つまずき理由
何からやればいいか整理してからでないと、動けない。
声かけのコツ
「まず10分だけ一緒にやろう」と、小さく区切ってあげる。全体像を求めすぎない。
タイプ6:失敗が怖くて踏み出せない
つまずき理由
「これで合ってる?」と迷って、決められない。
声かけのコツ
「これでOKだよ。一緒に確認しよう」と、安心を与える。迷いを受け止めてあげる。
タイプ7:大掃除より楽しいことに気持ちが向く
つまずき理由
単純作業が退屈で、後回しになりやすい。
声かけのコツ
「終わったら○○しようね」と、ごほうび設定が効果的。楽しみがあると動ける。
タイプ8:任されると全力でやるが、指示されるのは苦手
つまずき理由
「やらされている」と感じると、反発しやすい。
声かけのコツ
「ここ、あなたに任せたい」と、信頼して任せる。指示じゃなく、任せる。
タイプ9:やらなきゃと思っても腰が重い
つまずき理由
大きなタスクに圧倒されると、そのまま動きが止まりやすい。
声かけのコツ
「最初の5分だけ一緒に」と、一緒に取りかかる姿勢が◎。一人で始めるのがハードル高い。

大掃除を"イライラしない作業"に変える3つのヒント
① 相手のタイプを当てにいかない
タイプ診断より、「どんな動機で動く人か?」をやさしく観察するほうが大切です。
「この人はタイプ○だから、こうするはず」って決めつけるより、「この人、どんな声かけで動きやすいかな?」って試してみる。
② 声かけは"相手のスイッチ"に合わせる
正論より、「その人が動きやすい言葉」を選ぶことで、雰囲気が大きく変わります。
「やらなきゃダメでしょ」じゃなく、「ここ、任せてもいい?」とか「終わったらお茶しよう」とか。ちょっとした違いで、反応が変わります。
③ 苦手な家族を責めない。動機の違いを尊重する
「やる気がない」のではなく、"スイッチの場所が違うだけ"って知ること。
それだけで、関係がとてもラクになります。

よくあるNG
誤解①:エニアグラムで性格を"当てはめようとする"こと
本当は:行動の理由を理解する地図として使う
大掃除のような日常の場面こそ、エニアグラムの理解が深まるチャンスです。
「なんでこの人は動かないんだろう?」って思ったとき、
「ああ、もしかしたらこういう動機があるのかな?」って気づける。
それによって、声のかけ方を工夫できる
ようになります。
誤解②:「タイプが違うと分かり合えない」という思い込み
本当は:違いを知るほど"コミュニケーションが優しくなる"
相手の"動機"を知ると、イライラが驚くほど減ります。
「この人、わざと動かないわけじゃないんだ」って理解できると、責める気持ちが消えていきます。
「こういう声のかけ方したら安心するかな?」って、違う視点からその人を見れるようになります。
エニアグラムを知ることは、単なる性格診断だけじゃなくて、その人の価値観がどこにあり、何を動機にしている傾向があるのかを知ろうとすることです。 知ろうとすることで、自分や相手への理解が深まり、人間関係を円滑にすることができるんです!

まとめ
大掃除のやる気の違いは、性格だけじゃなく"動機の違い"
タイプ別のスイッチを知ると、声かけが驚くほどスムーズになる
エニアグラムは、日常の中でこそ本当の価値を発揮する
次の一歩
今回の大掃除を、エニアグラムを「理解のツール」として使う小さな実験にしてみませんか?
「なんで動かないの?」って責める代わりに、「この人はどんな声かけで動きやすいかな?」って観察してみる。
それだけで、大掃除が少しだけ楽しくなるかもしれません。
イライラするのは、あなたのせいじゃありません。
ただ、お互いの"動機の違い"を知らなかっただけ。知れば、変わります。
関連記事
↓自分のタイプを知りたい方はこちら




コメント