【ウイング比較】優しさの"軸"のちがい|9w8と9w1が示す“平和と芯”のバランス
- 佐藤 ひろみ

- 6 日前
- 読了時間: 4分

「自分の気持ちより、周りの平和を優先してしまう」って感じるあなたへ。
タイプ9って、どんな人?
誰かと対立するより、穏やかに過ごしたい。
自分の意見を言うより、相手の話を聞いていたい。
波風を立てないように、自然と気を配ってしまう。
そんなあなたは、エニアグラムのタイプ9かもしれません。
タイプ9は、「平和を願う人」。
人との衝突を避けて、なじむ力が高く、相手の気持ちに自然と寄り添います。
周りの空気を読んで、安心感を与える"やわらかな存在"です。
でも、まわりを優先するあまり、自分の本音を後回しにしてしまうこともあるかもしれません。
実は、同じタイプ9でもウイングによって、"優しさの使い方"が違うんです。
今日は9w8と9w1、2つのタイプを見ていきましょう。
エニアグラムのタイプを理解することで、自分は何に囚われ、何が恐れなのかを理解することができます。
自分の恐れや囚われを知り、そこから解放されていくことが、大きな癒しへのヒントとなりますよ。

9w8:どっしりと守る人
イメージは「大きな森のように包み込む守護者」
タイプ9の、常に穏やかでいたい、平穏でいたいという性質をメインに持ちながら、タイプ8の「守るためには主張することも厭わない」という面が現れるタイプです。
やさしい雰囲気の中に、どっしりとした安心感がある。
自分の大切なものや弱い立場の人を、自然と守ろうとする。
そんな包容力を持っているのが9w8です。
こんな人です
静かなリーダーシップと頼れる存在感がある
ほんわかしていて優しいけれど、いざというとき頼もしい
「この人のそばは安心できる」って思わせる力がある
たとえば、誰かが困っているとき。
派手には動かないけど、さりげなく助けに入る。
ふんわり見えても、芯がある。そんな人です。
強み:静かなリーダーシップがある。人を守る強さを持っている。
でも注意:我慢しすぎると、突然怒りが出ることも。エネルギーを内側に溜め込みやすい。

9w1:静かに世界を整える人
タイプ9の、常に穏やかでいたい、平穏でいたいという性質をメインに持ちながら、タイプ1の「正しいことを正しく行いたい」という面が現れるタイプです。
イメージは「穏やかながら芯の通った人」
柔らかな優しさの中に、静かな理想を持っている。
周りの秩序や、丁寧な関係性を大切にする。そんな誠実さを持っているのが9w1です。
こんな人です
丁寧で誠実、細やかな気配りができる
優しさの中に、静かな「正しさ」を持っている
人に安心と落ち着きを与える存在
たとえば、チームの雰囲気が乱れているとき。
強く言うんじゃなくて、丁寧に場を整えながら冷静に伝える。
柔らかいのに芯はぶれない、まさに「やまとなでしこ」のような、そんな独特の強さがあります。
強み:丁寧で誠実。人に安心と落ち着きを与えられる。
でも注意:自分の理想を内側に溜め込んで、疲れやすい。自己否定が強まることもある。
ふたつを比べてみると
観点 | 9w8(どっしりと守る人) | 9w1(静かに整える人) |
雰囲気 | どっしり・安心感 | ていねい・柔らかさ |
優しさの方向 | 守る・支える | 整える・落ち着かせる |
大事にしているもの | 安定・力・調和 | 誠実さ・秩序 |
つまずきポイント | 我慢・怒りの噴出 | 自己抑圧・疲れ |
成長のヒント | 気持ちを小出しに伝える | 完璧を求めず緩める |

タイプ9さんへ、3つの処方箋
1. 自分のペースで動いてみる
どちらのタイプも、「動かされること」に敏感ですし、自分から動くのも苦手です。しかし待っていたら何も始まりません!自分のペースでもいいから少しづつ動いてみましょう。
2. 本音を少しだけ表に出してみる
・9w8の人は、怒りを溜め込まない工夫をしてみてください。小さく伝える練習を。
・9w1の人は、「嫌だ」の一言を練習してみてください。完璧じゃなくても、大丈夫です。
3. 優しさを自分にも向けてあげる
人との衝突を避けるあまり、人を優先しがちなタイプ9だからこそ、自分のケアを後回しにしないこと。それが、成長につながります。
まとめ
タイプ9は「平和を大切にする」やさしいタイプ
9w8は包容力ある"あたたかい守護者"
9w1は丁寧で誠実な"穏やかな理想家"
どちらも、自分の気持ちをやさしく扱い、少しずつ外に出すことで成長します
あなたの優しさは、本当に素晴らしいものです。でも、たまには自分の本当の気持ちも意識してあげてくださいね。
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