エニアグラムタイプ9の魅力と囚われを知り、「穏やかさ」が「自分を生きる」に変わる方法
- 佐藤 ひろみ
- 4 日前
- 読了時間: 3分

「誰とでもうまくやれる」「人の意見を受け入れられる」——
タイプ9は、そこにいるだけで、まわりの人を安心させる“穏やかな存在”です。
でも、心の奥には「波風を立てたくない」という思いがるため、葛藤を避け、気づかぬうちに自分を抑えてしまうことも。
今日はタイプ9の魅力と、平和の中にいながら“自分を生きる”ためのヒントをお届けします。
●タイプ9の魅力
タイプ9さんは「調和」「受容」「安心」を大切にするタイプです。
人の話をよく聴き、共感し、どんな立場の人にも穏やかに接することができます。
衝突を避け、平和な空気をつくり出すことが得意で、周囲にとって“癒しの存在”でもあります。
静かな優しさと落ち着きは、多くの人に安心感を与えています。
●魅力が強く出すぎたとき
ただ、その「穏やかでいたい」という気持ちが強くなりすぎると、「自分を主張しない」「本音を隠す」という形で現れることがあります。
根底には「対立したくない」「拒まれたくない」という恐れがあり、平和を保つために自分を小さくしてしまうのです。
一方で、葛藤を避けるあまりに“自分を動かされたくない”気持ちが強まると、静かな頑固さとして表に出ることもあります。

●私のまわりのタイプ9さん:おおらかだけど、変わりたくない妹
私の3つ下の妹は、まさにタイプ9の特徴をよく表している人です。
どんな話も「うん、そうだね」と受け止めてくれるおおらかさがあり、周りを安心させる雰囲気を持っています。
でも一方で、自分を変えようとする提案にはまったく首を縦に振らないところも。
たとえば、野菜の触感が嫌いだと言って、どんなに説得しても絶対に食べません。
その姿を見ていると、「穏やかさ」と「動かない強さ」は表裏一体なんだと感じます。
彼女にとっての“平和”は、自分のペースを守ること。
その頑固さもまた、自分を守る大切な力なのかもしれません。

●タイプ9さんが輝く3つのヒント
小さな主張から始めてみる:意見を言うことは、争うことではありません。自分の思いを伝える練習をしてみましょう。
「本当はどう感じている?」と問いかける:人に合わせる前に、自分の心の声を聴いてあげてください。
行動を一つ選んでみる:完璧に動かなくてもOK。小さな一歩を踏み出すことで、エネルギーが戻ってきます。
●よくある勘違いと回避策
タイプ9の人は「穏やかにいる=いいこと」と思いがちですが、穏やかさとは“何もしないこと”ではありません。
自分の言動や気持ちを尊重しながら、周りと調和することこそ、真の平和を生み出す力になります。

●まとめ
タイプ9は「受容力」「穏やかさ」「癒しの力」が魅力
囚われは「波風を立てたくない」「動きたくない」という思い込み
成長の鍵は「自分の声を聴き、小さく動くこと」
タイプを知ることで、“自分を押し殺さない優しさ”に気づくことができます。
エニアグラムを通して、あなたらしい平和を育てていきましょう。
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