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MBTIとエニアグラムの違いをやさしく解説|“行動指針”と“心の内面”を見つめる2つの視点

  • 執筆者の写真: 佐藤 ひろみ
    佐藤 ひろみ
  • 8 分前
  • 読了時間: 4分


若い子の間で、MBTIの性格診断が流行っているのはご存じでしょうか?

(もうこの表現の仕方が、オバサンっぽい・・・笑)


先日、娘の文化祭に行ったときに、MBTIとビッグファイブでの性格診断の方法をテーマにした発表会があって、「エニアグラムとMBTI違いっていったいどんなのかな?」と思ったので、改めて自分なりに調べてみました。


参考になればうれしいです。


それでは本題と参りましょう。



「MBTIとエニアグラムって、どちらも性格診断でしょ?」——そう思われる方も多いかもしれません。


でも実は、この2つは“見ているもの”が少し違います。


MBTIが「思考や行動の傾向」を表すのに対して、エニアグラムは「その奥にある心の動機」や「恐れ・欲求」に光を当てるツールです。


今回は、両者の違いをやさしくひも解きながら、内面をより深く理解するヒントをお届けします。


手の中に光


●MBTIとエニアグラムの基本的な違い


MBTIは、「どう考え、どう行動するか」という行動の表れ方を16タイプに分類する心理モデルです。


たとえば、内向型か外向型か、感覚型か直感型か——といった“情報の取り方や判断の仕方”がわかります。


つまり、MBTIはあなたの“行動指針”を教えてくれるツールです。


(娘の文化祭でも、MBTIの違いによって、友達との会話の反応の違いなどをネタに取り上げていました。)


一方、エニアグラムは「なぜそう考えるのか」「どんな恐れや欲求がその行動を生むのか」という心の動機に焦点を当てます。


9つのタイプそれぞれに、人生を通して無意識に追い求めてきたテーマがあり、それが私たちの感じ方や反応の源になっているのです。


友達とのおしゃべり

●MBTI=行動・思考のパターン、エニアグラム=心の奥の動機


ここからがちょっとややこしいポイントですが、

MBTIが“性格の取扱説明書”だとしたら、エニアグラムは“魂のコンパス”のようなもの。


MBTIは「あなたがどんなふうに世界と関わるか」を教えてくれますが、


エニアグラムは「なぜそう生きてきたのか」「本当は何を怖れているのか」を照らしてくれます。


どちらが優れているというよりも、視点と方向が違うのです。



●エニアグラムを学んで見えた自分の奥


私自身も最初は、エニアグラムを“ただの性格診断”だと思っていました。


でも学びを深めていくうちに、「これは自分の心のしくみを知る地図なんだ」と感じるようになりました。


私の場合、自分のタイプ(私はタイプ5)を知ったとき、最初は受け入れがたかったのです。


あらゆるヒーリングに関する知識を集めて安心していた私。


でも、その奥には“人との関わりによる不安”や“傷つくことへの恐れ”があると気づきました。


そう、エニアグラムのエグイところは、自分が見たくなかった自分自身の恐れを見せられるところなんです。


(だって、タイプ5って知識に貪欲だけど、それを分かち合えないケチということに気が付かされるからです…。ほんとヒドイ…)


エニアグラムを通して、自分の“囚われ”と“恐れ”を知ることで、ただなんとなく動けなかった理由が分かり、そこを乗り越えるための指針ができました。


そして、学ぶだけで満足していた自分から、“発信して分かち合うことで叡智になる”という新しい生き方へと変わっていったのです。


話し合う二人

●MBTIとエニアグラムをどう使い分ける?


  • MBTIは、「自分の思考や行動の癖を客観的に理解したいとき」に役立ちます。

    →適材適所や、自分の行動の仕方が分かるのでビジネス向きともいえる。


  • エニアグラムは、「自分の内面の動機や、心の癖を深く見つめたいとき」に役立ちます。

  →自分の内面を見るなど、神秘的な思想も入るので、スピリチュアル向きとも。


MBTIで「どんな性格なのか」を整理し、エニアグラムで「なぜそうなったのか」を探る。この2つを組み合わせることで、より立体的に“自分”を理解することができるのではないかとおもいます。


ちなみに、私のMBTIはINFJ(提唱者)です。


先生

●よくある勘違いと回避策


「MBTIのタイプとエニアグラムのタイプは対応している」と思われることがありますが、実際には別の軸です。


たとえば、同じMBTIタイプでも、エニアグラムのタイプが違えば行動の“動機”がまったく異なります。


大切なのはラベルではなく、「自分はどんな時に、どんな気持ちで、どんな動機で動いているのか」に気づくこと。


その気づきが、自己理解の一番の鍵です。



●まとめ


  • MBTIは「思考・行動の傾向」を、エニアグラムは「心の動機・恐れ」を示すツール

  • エニアグラムは、自分の“内面の成長”を導く地図

  • 自分のタイプを知ることで、停滞していた理由や、乗り越える方向が見えてくる


もし今、自分の内面をもっと深く知りたいと感じているなら、エニアグラムを学ぶタイミングかもしれません。

タイプを知ることで、自分を責めるのではなく、やさしく理解する力が育ちます。

あなたの内側の羅針盤に、そっと灯りをともしてみましょう。

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