佐藤 ひろみ
チャクラの色についての解説
チャクラの色は(肉眼の目では)見えないのに、どうしてその色と言われているの?という声があったので、私なりに解説したいと思います。
モノには波長があり、その波長が同じものは共鳴し、受信器官によって見え方・感じ方が違うだけで性質は同じであると思っています。
色を感じるのは目ですが、目は光の周波数を受信する器官です。
光のスペクトラムというのがあり、光の波長によって見える色が違います。

透明に見える太陽の光も、プリズムに通すとそれぞれの波長ごとに屈折率が変わるので、
虹色の光になって波長の違いが見えるようになります。
まずは、自然の法則として、この光の並びは自然なことだと思います。
そして、その波長ごとの意味を感じられる人がいます。
人はみんな自然と【気】と呼ばれる波長を読んでいるのだと思いますが、例えば赤い服を着ていたら「勝気な人」、「元気な人」と感じると思いますし、
逆に青い服を着ている人を見たら「落ち着いた人」とか「思慮深い人」と感じるかと思います。
それは、色のイメージがあり、そのイメージは波長から来ているからだと思います。
その色のイメージを用いたのがカラーセラピーになるのですが、色とチャクラの色はどういう関連性があるのでしょうか。
第1チャクラの色は赤です。
赤は生命力を感じさせる色です。
血の色は赤ですが、血の流れが生命力そのものですし、赤を着ると元気になったりします。
生まれたての赤ちゃんは、文字通り「赤い」生命力の塊です。
第1チャクラは生命力、生きる基盤、肉体を持って地球につながるのを司るエネルギーセンターなので、このチャクラの色が赤というのがつながるのです。

第2チャクラの色はオレンジ色です。
オレンジは豊かな実りを想像させます。
秋になるとたわわに実ってくる果実や穀物はオレンジ色を連想させます。
(橙色ともいいますね)
オレンジ色は暖かく満たされるような、そんな感じがすると思います。
第2チャクラは創造に関することを司るエネルギーセンターです。
豊かな実りを取り入れることで、自分の体も創造し、その体でいろいろなものを作り出していく。
色々な物事を生み出す、創造していくことにつながっていきます。

第3チャクラは黄色です。
感情が強く揺さぶる色が黄色です。
感情が高ぶっている甲高い声を「黄色い声」といいますね。
「危険だよ」と知らせるときの標識も多く黄色が使われます。
このように黄色は、感情を強く印象付けるときに用いられることが多いのです。
第3チャクラは感情を司るエネルギーセンターです。
感情を感じることは自然なことですが、自分を抑圧してしまうと感情がわからなくなります。
安心して自分の感情を感じられることは、このチャクラの働きがあるからなのです。

第4チャクラは緑色です。
緑をみると心が和みます。
緑は光のスペクトラムの中でも中間にあたるので目にも優しいのです。
緑はホッとする色、安心感や、癒しを連想する色です。
第4チャクラは、無条件の愛を司るエネルギーセンターです。
自分の生き方、自分なりの「愛の在り方」そういうものが反映されるのがこのチャクラの働きです。

第5チャクラは空色です。
第5チャクラは喉にあり、自分を表現することに関わるチャクラです。
空気が振動することで伝わっていく「声」は、空間がないと伝わっていかないところから、表現するためには空間がないとなぁと思っています。
水色は広い空間、青空を思い起こします。
青空が広がるイメージ、表現することで自分が広がっていくことから、
第5チャクラの表現することに関わってくるのだと感じています。

第6チャクラは藍色です。
深い青い色を見ていると、冷静になっていきます。
本質を見抜けるような、そんな冷静さを感じさせます。
第6チャクラは第三の目に当たるところにあり、本質を見抜く直観力を司るチャクラです。
第7チャクラは紫色です。
紫色は神聖さ、神秘さを感じさせると思います。
(占い師などの神秘的な人は紫のイメージがありませんか?)
第7チャクラは宇宙と繋がるエネルギーを司ります。
どんな人も魂が宿る存在です。
自分の本質と繋がることを助けるのが、第7チャクラの働きです。
ちなみに・・・生命力の赤と、直観力の藍色が混ざって紫になるのは、どちらのバランスも重要ということが分かるような気がします。
いかがでしょうか。
チャクラの司るエネルギーと、色のイメージが同じ本質を持っているような気がしませんか?
チャクラはどれが一番重要ということはなく、すべてがバランスよく回っているのが理想です。
私がチャクラに感じているのは、人は成熟するにつれて、チャクラのバランスもとれて行くのではないかという事です。
人が赤ちゃんとして生まれてばかりの時は、生命力の塊でしかなかったけれど、
何かを作り出せるようになり、感情が芽生え、自分の愛を見つけ、それを表現し、思慮深くなり、霊性が育っていく・・・という風に。
超感覚があり実際に見える人もいますが、見えなかったとしても自分のチャクラを感じバランスをとることは誰にでもできますよ。