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ボディ・マインド・スピリットって?

執筆者の写真: 佐藤 ひろみ佐藤 ひろみ

本当の健康とはどういう状態でしょうか?

「心身ともに健康です」というとき、心も体も健康であるということですね。


ここに「スピリット(魂)の健全さ」というと、一気にスピリチュアル感が増してくると思いますが、ちょっと聞いてくださいね。


気が付いていようといまいと関係なく、すべての人はスピリチュアルな存在です。

要するに魂のある存在という事です。


その魂っていう存在を感じることは、日常ではあまりないと思いますが…

私が「人って魂の存在なんだなぁ」と感じた出来事をお話ししたいと思います。



 

と言っても、幽体離脱をしたとか、そんな大げさな話ではないのですが。


私は実は注射がとっても苦手で、特に採血検査が死ぬほど嫌いです。


        (こんな風におだやかに受けられたらいいな・・という理想)


で、その私がサラリーマンをしていた20代前半の時、会社の健康診断がありました。


その健康診断では血液検査をしなくちゃいけなくて、ほんとに直前までドキドキしていたのですよね。


どちらの腕に針を刺すか・・となったとき、右腕を出しました。


ところが、針を刺したにもかかわらず、うまく採血できなかったようで、

「左腕にしましょうか」という話になりました。


私の心境としては最悪ですよ。

痛くて怖い思いもしたのに、まだ採血できなくて、左腕もだなんて!


そして、左腕をしぶしぶ出して、針が刺さる瞬間!!!


・・・そこからの記憶がありません。


いわゆる失神したのですよね。(笑)



前兆も何もなく、パチンと電気を消したかのように突然意識が飛びました。


               文字通り魂が抜けた・・・

 

その時の状況はだいぶ騒然としていたようで。

針がプラプラ刺さったまま、(背もたれのない丸椅子だったので)後ろにひっくり返りかけている私と、それを必死に抑えようと腕をもって耐えている看護婦さんが「誰か来てー--!」と叫んでいる・・・という、なかなかカオスな状態だったらしいのです。

(のちに同僚への聞き込みにより判明💦)



でも、そんな修羅場を全く知らず、気持ちよく失神していた私は、意識だけの状態にいました。


暗くて何もない空間だったけれど、自分(という意識)がはっきりとあって、

暑くもなく寒くもなく、ただただ穏やかな空間に漂っているような意識だったんですよね。

で、その時の感覚はとても不思議なのですが、とても穏やかで満ち足りているような感じでした。


・・・あ~きもちいい~なにもこわくない~みたされてる~。

あれ、これは夢?わたしって寝ていたのかな?

・・・あれ?私って、今日 起きていなかったっけ・・・?

あれ?あれ?あれ?・・・! 健康診断中だった!!!


と、気が付いたところから、ぐあー---っと体の重みが感じられるようになり、


耳からざわざわとした、まわりの喧騒が感じられるようになり


「あ、やばいやばい。起きなきゃ」と思うと同時に、体がうまく動かせてない感覚がわかりました。


 

そこからは、失神してしまった自分の状態を知り、恥ずかしいやら申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが・・・

(看護婦さんが支えてくれたにも関わらず、後ろに倒れて後頭部を打ってたらしいけど、そんなことも気が付いてなかったです)


あの時の、自分が意識だけの状態になっている感覚は本当に不思議で、あれは「自分」が体の制約から解き放たれた感覚なのじゃないかなと思いました。


         (もっと先へ行ったら天国だったのかしらん?)



だから、体が機能しなくなったとしても、意識という存在はあるのかもしれないなぁと思いました。


で、その体の制約を離れたときの解放感と安心感も、今まで味わったことのないような感じでした。


そんなわけで「あ、人は死んでも意識(魂)は残るのかもしれない」と、思うようになったのですね。



ただ、だからと言って「死んだら楽になるから、死んじゃお♡」というわけではなくて。


「今、この時代に、この体で生まれたことで、やりたいことがあるからここにいるのだろう」となんとなく思うようになりました。


魂は、この時代・この体でしてきた経験を糧に、成長していきたいのかもしれません。


(だって、この体・このDNA・時代・登場人物・今までの経験でしか味わえない事がたくさんあるからです。そして、その経験は唯一無二で同じものは二度とやってこないのです。【私】が【この体】で存在しているのがとても貴重な体験なのですよ。)


 

なので、もしこの体の生が尽きたとしても、魂はまだ存在していて、この体にいる「私」の本体は魂と呼ばれる部分なのかな。と思っています。


なので


スピリット=魂 =本体

ボディ  =体 =地球に存在するための乗り物

マインド =思考=本来の自分を生きるための方向指示器


という感覚があります。


マインドがぶれると「自分が何に感動し何をしたいと思うのか」がブレるのでざわざわします。

逆を言えば、「胸を打たれて感動すること」は魂の望む方向だよと教えてくれるという事です。


こんな風に、ボディ・マインド・スピリットの違いが分かると、

それぞれの健全さが、この世界を楽しく生きるうえで大切なんだと分かるのじゃないかと思います。


ウェルビーイング(well-being)でいることは、ボディ・マインド・スピリットすべてのバランスと健全さなのだと思います。










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