top of page
執筆者の写真佐藤 ひろみ

エニアグラムを知っててよかったこと

エニアグラムのタイプは全部で9つあります。


こんなにたくさんの人間がいるのに、たった9つに分かれるはずがない!

もっと人間っていうのは複雑だし、私という存在は唯一無二のはず。

そんな簡単にタイプの枠になんて嵌められるわけがない!


と、そういう風に思う人もいると思います。


この、「エニアグラムのタイプというものがあるよー。」という情報の中でも、

タイプごとにそれぞれ反応のパターンがあり、その時点でもうパターン分類されてるじゃんとも思います。


私がもし今「そんなエニアグラムみたいな眉唾物で、私を型に嵌めようとするな!」と反応されたとしたら・・・


以前はシュン・・・(涙)としていたと思いますが、今では「お、この反応をするってことはタイプ○〇かな?」と分析に入れます。


そういった、ある意味自分が納得できる境界線を引くことができるので、精神的にすごく楽になりました。


エニアグラムを知ることは、人による反応の違い=特性がある程度予測できるようになるので、「あ、タイプ○〇なら、こんな反応になるのは仕方ないね」と思えるようになります。



 

たとえば・・・


私は義理の母と同居しております。

結婚当初からつい最近まで、義母に対して「イジワルじゃないし、嫌な人ではないけど、すごく合わない」という感覚をズ―――――ッと持っていました。


私にとっては「圧」しかないと思っていたのですよね。


で、あるときエニアグラムで当てはめてみたら、義母はタイプ8です。


タイプ8の特性は、とても正義感が強くて弱いものを守ろうとする、義理人情に厚い人とも言えます。

ですが、このタイプ8は、タイプ5にとってとても「圧」が強すぎるんです。


エナジー的に繊細で、自分の感情から距離を置きたがるタイプ5は、

「分かりあうためにはケンカも辞さない」という、

感情を乱しにかかるタイプ8がとても苦手。


口調も強いし、態度もでかいし、声も大きいし、もう圧倒されっぱなし。

そして、自分が良いと思うものを押し付けてくるし、

強い口調で言い合うのは「ケンカ」ですらなく、ただの「話し合い」というスタンス。


実際、タイプ8どうしなら、どこに問題があるの?って感じかもしれません。



かといって、私のようなタイプ5は、素直に言うことを聞くでもなく

思考でいつも反論・こころのシャッターを閉めて無表情を貫くことで、自我を保っていました。


(タイプ5は心のシャッターを閉めます。(笑))



 

これ、エニアグラム知らないときは、相手も自分も責めてしまうんですよ。


シャッター閉じてる自分も嫌になるし、何でこんなに「圧」強く接してくるのよ!と相手を責めたくもなります。


でもエニアグラムで特性を知ったら、何となく納得できてしまうんですよね。


私の何かが相手をそうさせてしまっているわけじゃなくて、もともとの特性だから、そういう態度に出てしまうっていう事。


そして、その特性は「恐れや囚われ」があるからこそ出てきている。とも言えます。


強くて、何も怖いものがなさそうに見えるタイプ8でも、自分の中にある「弱さや繊細さ」を隠すために、強い態度で出てしまうのです。



 

でね、ここからがちょっと面白いところなんですが・・。


エニアグラムの成長の方向っていうのがあるんですね。

その人の特性があるまま、こっちの方向に伸びていくともっと魂の成長ができるよ~っていう目安です。


タイプ5の成長の方向はタイプ8なんです。


もっと、自分の強さを信じて、強気に行動していくことこそがタイプ5の目指す成長の方向なんですね。


実の父親もタイプ8なのですが、若いころは力で押し付けようとしていたことが、年を取って(いい意味での諦めもあり?)だいぶ健全なタイプ8になったような気がします。


健全なタイプ8はどっしりと構えていて、自分の弱さも認められる強さがでてくるのです。


私は感情と距離を置きがちで、エナジー的にケチなタイプ5ですが、もっと懐深く、肝っ玉母さん風にどっしりと安定感がある自分を信じれるようになると、より成長できるのかな・・とも思います。




 

逆に言うと、タイプ5の退化する方向はタイプ7なのです。

楽しさだけを追求して、見なければいけない恐れや不安を感じないようにすることは、避けなければいけない方向です。





でも、この状況、20代の頃はやってたかも~と思います。

(内省し自分に深く入り込むより、パリピな自分のほうが明るくていいと思っていた)


そう考えると、本来の自分を見つめ、成長の方向に目を向けられるようになったことは、成長の証しだなぁと思います。



こんな感じで、健全度によって、同じタイプでも見え方が変わりますし、相手との関係性によっても特性の出方が変わってきます。


アクセスバーズで、思ったように変化していないって思う人は、自分が思う特性じゃなく、本来の特性が出てきたからかもしれませんよ。


本来の特性って、「そうなりたかった自分」とは違うかもしれないってこと。


「明るくなって、怖いものがなくって、なんにでも挑戦できて軽やかになった!」ってデーンはいうけど、それはデーンのもともとの特性だから。

みんながそうならなくてもいいってこと。


私は正直、デーンみたいにパリピっぽいのは「ちょっと・・・」って思うし。


ま、人それぞれよね。

私はこういう風に、自分の特性を知って、認められたのは良かったと思っています。


恐れや囚われを知ることで、今自分は挑戦をしているのか?それとも逃げているのか?が分かるようになりますよー。







閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page