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  • 執筆者の写真佐藤 ひろみ

「欠け=エゴ」 手放さなくてもいいじゃない

人が肉体をもって生きているかぎり、必ず「欠け」た部分があり

そして、それを補おうとするのが「生きること」なのではないかという話をしました。



この、欠けている部分っていうのが、エゴの部分と思うのですよね。


エゴというのは自我ともいいます。


少し前の(?)スピリチュアルでは、


このエゴを手放しましょう!そうしたら真の自分になり悟りを開けます。


みたいな感じではなかったでしょうか?


(エゴを感じさせない表情・・・・)

 

実は、このような説明をするスピリチュアルな考え方がどうしても腑に落ちませんでした。


エゴ=自我を捨てようとしても、絶対捨てられないものです。


ましてや、世捨て人のような(山にこもった)生活をしているならまだしも、


日常生活を営むにあたり、エゴなんて絶対捨てきれません。



SNSを見たら、エゴの塊、エゴの晒し合い、


「エゴを捨てました~」と言っている人ほど、エゴを晒しているような


そんな、矛盾した気持ち悪さを感じてしまう時がありました。




私自身でさえ、自分のエゴを認めたくないから、それをちゃんと見ようとしないで


自分がなんでも受け入れられるようになったら、エゴは消えるものだと思っていました。




エゴがなくなれば、物事がすべてうまく行き


なんでも引き寄せられるようになるのかな?と思いました。



でも結局「引き寄せたいものがある状態」こそが、意地悪く言ってしまえば「エゴ」ですよね。


 

でも、本当の自分って、そのエゴだって含めた自分なんじゃない?


強いだけじゃない、弱いところも


正義だけじゃない、悪いところも


だって、聖人君主じゃない、にんげんだもの。


未熟だから生きているの。


(ふたつでひとつ)



なので、人って肉体を持っているときは、その一見やっかいに見えるエゴと付き合っていく勇気を持った方がいいかもしれません。


・・・うんざりしますか?


いいえ。大丈夫です。


私は「生きているからエゴがあるんだ」と認めたら楽になりました。


エゴがあるからこそ、生きている間に色々な学びを経験しているのだと思います。


それこそが受肉した生命の特権です。


だからエゴがあってもいいし、それを無理になくそうとしなくてもいいのだと思います。



 

「エゴ=欠け(ている部分)」と言いましたが、この「欠け」にはそれぞれタイプがあると感じます。



私はエニアグラムも勉強しているのですが、その「欠け」のヒントはエニアグラムにあります。


エニアグラムには9つのタイプがあります。


それぞれのタイプごとに、こだわりの特性があり、


この9つのタイプはどんな人種でも、ちょうど同じくらい均等にタイプ分けされるそうなのです。








このエニアグラムのタイプこそがその人の持っている「エゴ=欠け」が出やすい部分だと思っています。


同じ状況に出くわしたとしても、人によってその時の反応が異なることに気が付きますよね。


その反応の違いこそが「エゴ」の違いで、そこにその人の自我の形を見ることができます。



 


このエニアグラムのタイプは、まるで9色ある乗り物の中で、何色を選んで受肉しますか?


と選んでいるような気がします。



ボスベイビーという映画の中で、赤ちゃんファクトリーから出荷される前の魂が、


笑えば赤ちゃんとして生まれ、


笑わなかったら赤ちゃんファクトリ―で会社員として働く・・・という描写があります。




私には、あの後、赤ちゃんとして生まれる魂は、9つある中の【一つ】を指定されて生まれてくるのだろうと思います。


そして、その特性が分かれているからこそ、世界のバランスが保たれているとも感じます。



(どの「色」に乗って楽しみますか?)



9つの色には、それぞれ「エゴの形」があり、その「欠け」を補い合うために生きて、


そしてその経験を持ち帰り、宇宙全体の学びと経験に変えているような気がします。



 

なので、「エゴ」や「欠け」を恐れないでください。



「エゴ(自分)」が否定されたことに気づき、「わーー!」と暴走しそうになったら、


「死ぬほど怖いと思ってしまったんだね」と言って落ち着かせてあげてください。



エゴの存在に気が付くことが、エゴを落ち着かせる方法です。


(エゴは生存本能なので、否定されるのが「死ぬほど」怖いのだそうです。


だからこそ生きている限り、エゴとはいつも一緒です)



今日から「エゴ上等!」で生きませんか。



少しでも、あなたの心が軽くなりますように・・・。





 










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