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弱さを認められる強さ。

  • 執筆者の写真: 佐藤 ひろみ
    佐藤 ひろみ
  • 2023年3月1日
  • 読了時間: 4分

人の「不完全さ」を受け入れることって大切だよね。と思いました


「自分は完全だと思って上から目線でいってる」とかそういう事じゃなく


私の悩みを聞いてください・・




ヒーリングって少なくとも「不完全さ=欠けた」部分を満たしていこうとしていますよね。


「いや、痛みを取りたいだけ」とか

「スッキリしないことを解消したい」とか

「よりよい人生をクリエイトしたから」とか


いろんな希望はありますが、


それは「今よりもっと完璧な自分に近づきたい」という気持ちから来ていると思います。


(完璧になった自分は)痛みに悩まされていない


(完璧になった自分は)人生を存分に楽しんでいる


(完璧になった自分は)失敗なんてしない



その状態に近づくためにヒーリングや癒しを活用していると思います。

もちろん、私もその状態に近づくようにセッションしたり、ワークしています。



ただ、

ヒーリングや癒しに携わるものとして、これを認めてもいいのかな?とも思いますが、


人ってどこまで行っても、生きている限り、


なにかしら欠けた部分があるのだな。ということです。




と、いうのも私はつい娘に対して、とても感情的になったりします。


彼女は


不登校になりかけるし


ケアしてもお腹がいつも痛いし


時間にルーズだし


言葉使い荒いし


暴言吐くし


感情的だし


「もうどうなっているの?」って感じです。


私がヒーラーなんだから、ヒーラーとして癒してあげればいいじゃないと思うでしょう。


他のヒーラーママさんも「お母さんが変われば、子どもも変わりますよ」というでしょう。


色々と勉強していく中で、私も良くなりたいし、彼女も良くなってほしいと思いました。


だけど、それは私の枠の中にハマってくれる「良い子」を求めていただけなんですよね。


私は、わりと(現在進行形で)彼女に悩まされていますが、もう「欠けだらけ」が、この子の個性でもあるのかなと思いました。



正直、そう思っていてもイライラすることもあるし、モヤモヤするときもあります。


良くできる子を見たら、何であんな風にうまくできないのかなぁと思ってしまいます。


ヒーラーやってるママとしたら、めちゃくちゃ俗っぽいですよね💦


でも、私と同じように感じて、「なんでこんなに尽くしているのに・・・」って自分を責めてしまって、


「自分さえ成長したら、子どもも変わるはず」って辛い思いをしているお母さんって少なくないと思うんですよね。



世の中には

手をかけなくても、愛らしく、好奇心旺盛で、行動力もあり、賢い子もいますし。


手をかけたら、手をかけた分そうなる子もいますし。


手をかけても、期待通りにはいかない子もいます。


それって、もうその子の個性なんじゃないかと思います。



というのも、下の子はまったく同じように育てているのに、上の子のような困ったさんではなく、まったく手がかかりません。


(と自分をフォローする。(笑)


何も言わずに、帰宅後すぐに宿題もするし、ぐずらず習い事にもいくし、評判も上々。


同じ姉妹でも、こんなに差があるのかと思ってしまうほどです。





なので、子どもが個性的だからといって、全部の責任を自分に背負わせないようにしてほしいのです。




個性っていうのも変なのですけど、

人は肉体をもって生きている限りどこかが「欠けて」いるのだと思います。


どんな立派な人でも「完璧な人」というのはあり得ないと思うのです。


人はみんな自分がどこか欠けているのだと思っているから、悲しくなったり不安になったりして

必死に自分を満たそうとすると思います。


そんな自分を責めてしまうこともあるかもしれないけれど、


もともと人は生きている限り欠けているし、それでいいのだと思います。


欠けがあるから努力もするし、人と交わって補い合おうとするし、痛みを分かち合えると思うのです。





そんなことを思っていたら、「銀河鉄道999」を思い出しました。


鉄郎も「完璧な機械の体」を手に入れるために、生身の体で宇宙を旅するお話でした。



完璧じゃないからこそ、完璧を目指すために生きていける。


それは肉体を持って生きている間だけの特権なのかもしれません。



(死んでしまって肉体と離れてしまえば、その「欠け」の感情もなくなってしまうでしょうし)



そんなことを考えていたら、私をモヤモヤさせる娘の存在は

天がキャスティングしてくれた、気づきのための重要なキャラクターかもしれません。(笑)



「欠けがある私として、欠けをみとめて生きていく」



私には、そこに、弱さも含めた強さがあるように感じます。



みなさんはどう思いますか?





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