感情はエネルギーという話をしました。
実は、イライラすることや怒りの感情は二つ目の感情と言う事を知っているでしょうか?
イライラや怒りの感情は、本当の気持ちを覆い隠している2つ目の感情で、
その奥には本当の感情があるという事です。
では、そのイライラや怒りの感情をどんな時に感じているか思い出してみましょう。
どんな時・どんなシチュエーションで・自分は本当はどうしたかったでしょうか。
イライラや怒りの感情の奥にある、本当の気持ちを探っていくと、
「本当はもっと大切にされたかった」とか
「気持ちを分かってほしかった」とか
「自分をいたわりたかった」という感情が隠されていたことに気が付きます。
このイライラの感情は、自分を本当に労わってあげていないサインです。
感情っていうのは、自然に湧き上がってくるもので、
それは、理想とは全くかけ離れているものです。
どんなに「社会的に理想」と自分でもわかっていることでも、実際の自分とは違う時もあると思います。
とくに、人を癒そうという仕事をしている人ほど、「理想通りの自分」になろうとしていませんか?
もともと女性は陰の性質と言われますが、この陰って実は「自然」の事です。
それに比べて男性性の陽は「社会」の事です。
社会的に求められる【理性】と、自然に湧き上がってしまう【感情】。
この、どちらの性質もあって当たり前なのですが・・・
どうしても、この「社会的な理想」に嵌めようとして、人は自分の気持ちをないがしろしてしまうことがあります。
【自然】と【社会】を比較したら、もう圧倒的に自然の力には叶わないですよね。
人間が築き上げてきた文明なんて、自然災害によって一日で葬り去られてしまう事もあります。
例えばポンペイ とか。
それくらい、本来、自然がもっているパワーっていうのは、どうにもならないものです。
でも、その自然の力を理性で押さえつけるっていう事を、私たちは無意識に自分にしてしまっています。
例えば、このゴールデンウィーク中、一人になる時間がなかなか取れなかった私はイライラしていました。(笑)
家族といても、自分一人の時間をとることが、私にとっては自分に戻れる大切な時間です。
でも、理性では「もっと家族との時間を大切にしなければ」と思ったりします。
だけど現実には、自分の事は後回しにされ、家族を優先しなければいけない状況になります。
そうすると、自分の本音を無視していることになるので、内なる自分は、無視されていることに傷つき悲しみます。
この悲しみが悲しみとして表現されず、怒りやイライラとして表現されます。
その時の感情と言ったら、まさにインドの女神カーリーの様でした。
女神カーリーはとても物騒な女神なんだけど、実は柔和な女神パールヴァティ―の別の顔なんですよ。
(まさかの同一人物)
女性って、その柔和な顔の下に、ものすごく大きなパワーを持っているってことで、
そのパワーに降参して、いたわってあげることにした方がいいのです。
そこで、じゃあ具体的にどうやって、エネルギーワークで癒しましょうか。
自分の強大な感情のエネルギーをどうしたらいいのか、そのヒントを見てみましょう。
女神カーリーの絵を見てみると、踏んづけられている男性がいますが・・・
(こちらの方↑)
この男性はカーリーの夫です。
あの、破壊と創造を司る最高神シヴァです。
夫さえも、この状態になったカーリーには降参して、諭すことなく、カーリー状態を受け入れているのですよね。
それを自分にしてあげましょう。
ハートに手をあてて、自分の中のカーリーに愛のエナジーを送ってあげてください。
自分の内なる怒りの感情を認めて、可視化(想像して)そこに労わりの愛のエネルギーを流してみましょう。
間違っても「こうしなければダメ」と諭さないように。
「あなたがいたから、私頑張ってこれたよー。ありがとう」と。
湧き上がる感情も、すべて赦して、そんな自分になるまで無理をさせてしまった自分に、心からの愛を注ぎましょう。
自分だけの時間をとり、瞑想をしてみるのもおススメ。
あなたの荒ぶる女神も、ふと我に返って、いつもの通りの優しい女神に戻ることでしょう。
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