エニアグラムタイプ6の魅力と囚われを知り、「不安」を「信頼」に変える方法
- 佐藤 ひろみ
- 6 日前
- 読了時間: 3分

「みんなが安心していられるように」
——そう願って行動する人がいます。
タイプ6は、調和を大切にし、信頼を築く力を持つ人。
人の気持ちを読むのが得意で、思いやり深い一方、自分の中に不安を抱えやすい一面もあります。
今日はタイプ6の魅力と、その不安を“信頼”に変えるヒントをお伝えします。
●タイプ6の魅力
タイプ6は「信頼」を人生の軸に持っています。
慎重で誠実、責任感があり、人や環境との関係をとても大切にします。
チームの中では、周囲をよく観察し、バランスを取る存在。
危機管理能力にも優れており、トラブルが起きても冷静に対応できます。
誰かの支えになろうとするその姿勢が、多くの人に安心感を与えています。
●魅力が強く出すぎたとき
ただ、その「安心を守りたい」気持ちが強くなりすぎると、「不安」や「疑い」に変わってしまうことがあります。
「この人は本当に信頼していいのかな?」「間違ったらどうしよう」と、頭の中でシミュレーションを繰り返してしまうのです。
根底には「見放されたくない」「裏切られたくない」という恐れがあり、それが警戒心や自己防衛の形で現れることもあります。

●私のまわりのタイプ6さん:私の母とのエピソード
私の母は、人に合わせるのがとても上手な人でした。
どんな相手にも柔らかく対応し、場の空気を和ませることが得意。
まさにタイプ6らしい“安心のつくり手”でした。
ただその一方で、調和を乱すような言動にはとても厳しく、怒らせると怖い一面もありました。
今思えば、母にとって「安心できる場を守ること」は何よりも大切なことだったのだと思います。
だからこそ、私たち子どもにも「人に合わせて生きること」「波風を立てないこと」を自然と教えてくれていたのでしょう。
今にして思えば、母の中には、不安と優しさが同居していたのだと思います。

●タイプ6さんが輝く3つのヒント
不安を悪者にしない:不安は「安心したい」という願いの裏返し。感じたときは深呼吸をして、自分に「大丈夫だよ」と声をかけましょう。
小さな信頼を積み重ねる:完璧な安心はなくても、日常の中で「信じてみる」練習を。
自分の意見を伝える勇気を持つ:調和は“自分を消すこと”ではなく、“自分を含めた調和”で成り立ちます。

●よくある勘違いと回避策
タイプ6の人は「不安をなくすことが成長」と思いがちですが、本当の成長は“不安を抱えながらも信頼を選ぶこと”にあります。
(不安は「あって当然」と開き直ってみる)
心理学的にはこれを「内的安全基地を育てる」といいます。
自分の中に安心の拠りどころをつくることで、外の状況に左右されにくくなっていきます。
●まとめ
タイプ6は「誠実さ」「安心感」「信頼を築く力」が魅力
囚われは「不安」や「裏切りへの恐れ」からくる警戒心
成長の鍵は「不安より信頼を選ぶこと」
タイプを知ることで、自分や家族の“安心の形”が見えてきます。
次回は「タイプ7:楽しさを求める人」を紹介予定です。
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