エニアグラムタイプ2の魅力と囚われを知り、「愛され力」を強みに変える方法
- 佐藤 ひろみ

- 10月6日
- 読了時間: 3分
更新日:10月16日

相手に寄り添い、優しく人を包み込む——。
そんなタイプ2の人は、まるで太陽のように周りを温め、人の心をやわらげてくれる存在です。
ただ、その「人のために」という想いが強くなりすぎると、知らないうちに自分を後回しにしてしまうことがある事に気が付いていますか?
今日は、エニアグラムタイプ2さんの魅力と、心が軽くなるヒントをお伝えします。
音声で聞きたい方はこちら↓
●タイプ2の魅力
エニアグラムタイプ2の人は、「人を愛し、支える力」に恵まれた人。
相手の気持ち(ニーズ)を察するのがとても上手で、困っている人を放っておけません。
気づけば、誰かの笑顔のそばにいて、その人の幸せを願いながらサポートしている——。
そんな温かさが、タイプ2さんの一番の魅力です。
また、「どうすれば愛されるか」「どうすれば喜ばれるか」を自然に感じ取れる感性があり、人間関係の潤滑油として周囲に安心を与えます。
●魅力が強く出すぎたとき
けれど、その優しさが行きすぎると、「人の役に立たなければ、愛されない」という思い込みが顔を出します。
誰かのニーズを優先するうちに、「自分の気持ちは後でいい」と我慢してしまう。
それでも感謝されなかったり、思うような反応がないと、「私は、あなたのために、こんなに頑張っているのに!」と悲しくなってしまうことも…。
根底には、「愛されないことへの恐れ」があるのです。

●私の周りのタイプ2さん(体験談)
私の身近にも、タイプ2の特徴を強く持つ人がいます。
それは、どうすれば愛されるかをよく知っている次女。
家族の誰よりも相手のニーズに気がつき、誰かの手助けを惜しみません。
学校では先生のお手伝いをし、宿題が分からないお友だちの手助けをするし、
家では、家族の潤滑油として立ち回ってくれる、とても心優しい存在です。
でも、ときどきこう言うのです。
「私ばっかり頑張ってる気がする」「どうして気づいてくれないの?」
「せっかくやってあげたのに、ありがとうって言ってくれない!」と。
——まさに、愛されたいために愛する力が強いがゆえの葛藤。
その姿を見ていると、タイプ2さんの繊細な心の動きを感じます。

●タイプ2さんが輝く3つのヒント
「助ける前に、まず自分を満たす」 相手に与える優しさは、自分が満たされてこそ続きます。 「今日は自分を甘やかす日」と決めてもいいのです。
「頼ることも、愛のかたち」 人に頼ること=迷惑ではありません。 あなたが弱さを見せることで、相手も安心して心を開けます。
「感謝を言葉にして受け取る」 「ありがとう」を受け取る練習をしてみましょう。 それは“与える愛”と“受け取る愛”のバランスを取り戻す第一歩です。

●よくある勘違いと回避策
タイプ2さんは、「人のために尽くすことが自分の価値」と感じがちです。
でも本当の価値は、「あなたの存在そのもの」にあります。
専門的には、これを“囚われから自由になる”プロセスと呼びます。
誰かを助けようと頑張りすぎて苦しくなったときは、まず「私はすでに十分愛されている」と思い出してください。
あなたは、あなた自身のニーズを満たしてもいいのです。
タイプ2さんが成長するために目指すとよいのは、タイプ4の要素。
「他人の評価」ではなく、「自分の感情」や「内面の豊かさ」に目を向けることで、本当の愛が自然と広がります。
●まとめ
タイプ2は「愛する力」と「人を支える優しさ」が大きな魅力
その良さが強く出すぎると「愛されなければ」という囚われにつながる
成長の鍵は「自分のニーズを満たし、受け取る愛を学ぶこと」
タイプごとの特徴を知ることで、自分や大切な人との関係がより温かく、やさしく変わっていきます。
次回は「タイプ3:達成する人」を解説します✨
●関連記事
↓自分のタイプを知りたい方はこちら




コメント