【ウイング解説】タイプ3|3w2と3w4の「頑張る理由」の違いを紐解く
- 佐藤 ひろみ

- 11月25日
- 読了時間: 4分

「もっとできるはず」って、いつも自分を追い込んでしまうあなたへ。
タイプ3って、どんな人?
目標を決めたら、一直線。
やると決めたことは、とことんやり抜く。
「シゴデキ」「目標を達成できる自分」でいることに、どこか安心感を覚える。
そんなあなたは、エニアグラムのタイプ3かもしれません。
タイプ3は、「達成する人」。
効率よく動いて、結果を出すことが得意です。
周りからの期待に応えようと頑張るし、「役に立つ自分」でいたいという思いが強い。
でも、その頑張りの裏で、成果を追い求めることにちょっと疲れていませんか?
本当は「何を求めている」のか、自分でもわからなくなることがあるかもしれません。
実は、同じタイプ3でもウイングによって、"頑張る方向"がまったく違うんです。今日は3w2と3w4、2つのタイプの違いを見ていきましょう。
自分のタイプを知ることで、自分は何に囚われ、何が恐れなのかを理解することができます。
恐れや囚われを知り、そこから解放されていくことが、大きな癒しとなりますよ。

3w2:みんなを照らしながら走る人
タイプ3の目標に向かって邁進する性質をメインに持ちながら、タイプ2の「人に貢献したい」という面が現れるタイプです。
イメージは「ステージに立つカリスマ」
明るくて、華やか。
その場にいるだけで、周りが元気になる。
そんなエネルギーを持っているのが3w2です。
こんな人です
社交的で、人と一緒に何かを成し遂げるのが好き
周りを励ましたり、巻き込んだりするのが得意
人から好かれることが、モチベーションになる
たとえば、プロジェクトのリーダーになったとき。
「みんなでやり遂げよう!」って明るく声をかけて、チーム全体をグイグイ引っ張っていく。そんな人です。
強み:魅力と行動力で、人を動かせる。結果も出しながら、周りも幸せにできる。
でも注意:頑張りすぎて「いい自分」を演じてしまうことも。周りの反応に敏感すぎて、疲れちゃうかも。

3w4:静かに情熱を燃やす人
タイプ3の目標に向かって邁進する性質をメインに持ちながら、タイプ4の「自分のオリジナリティを大切にする」という面が現れるタイプです。
イメージは「アトリエで作品を磨くアーティスト」
独特の存在感があり、人を惹きつける何かがあります。
他の人と同じじゃなくて、「自分らしさ」を大切にする。そんな深みを持っているのが3w4です。
こんな人です
ただ結果を出すだけじゃなく、「自分が納得できる形」を追求する
内面が豊かで、美意識や感受性が鋭い
華やかというより、個性的で魅力的
たとえば、仕事で何かを作るとき。
効率だけじゃなくて、「これは自分の作品だ」と思えるクオリティにこだわる。
周りがどう思うかより、自分の納得感を大事にします。
強み:独自のスタイルを貫ける。創造性と努力を両立できる。
でも注意:認めてもらえないと落ち込みやすい。孤独を感じることもある。
ふたつを比べてみると
観点 | 3w2(照らしながら走る人) | 3w4(静かに燃やす人) |
雰囲気 | 明るくて華やか | 静かで深みがある |
行動の方向 | 外へ、人と一緒に | 内へ、自分の世界を |
大事にしているもの | 人の笑顔・称賛 | 自己表現・納得感 |
つまずきポイント | 演じすぎて疲れる | 落ち込み・孤独感 |
成長のヒント | 自分のペースに戻る | 人に頼る勇気を持つ |

タイプ3さんへ、3つの処方箋
1. 本音を確かめる時間をつくる
「周りからどう見えるか」ばかり気にしていると、自分が本当にどう思っているのか、わからなくなります。静かな時間に、心の声を聞いてみてください。
2. 自分の努力を認めてあげる
タイプ3は、頑張っている自分を当たり前だと思いがちです。でも、小さな達成も立派なこと。「よくやったね」って、自分を褒めてあげてください。
3. 休むことは、価値を下げることじゃない
成果を追い続けると、疲れます。でも、休息は「サボり」じゃなくて「次に進むための充電」。休む勇気を持つことが、成長の一歩です。
まとめ
タイプ3は「成果を出す人」だけど、ウイングで表現が変わる
3w2は明るく社交的な"光を放つ挑戦者"
3w4は静かで個性的な"自己表現の達人"
どちらも大切なのは、外の評価だけじゃなく「自分の本音」を大切にすること
あなたの努力は、本当に素晴らしいものです。
でも、たまには「できない自分」も許してあげてくださいね。
次回予告
次はタイプ4のウイングを取り上げます。「美しく生きたい人(4w3)」と「内面を旅する人(4w5)」——感受性豊かなタイプ4が、どんなふうに世界を見つめているのか。お楽しみに!
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